インターネットが発達して手紙を書く習慣が希薄になったこのご時世では、仕方のないことだと思います。かくいう私もほとんど意味がわからない状態です。
なんとなく「乱筆乱文」はこんな意味なんじゃないかなぁって感じです。そこで、「乱筆乱文」(らんぴつらんぶん)の意味、類語、使い方などどのような時に使えるのかをまとめてみました。
- 「乱筆乱文」の意味・類語・英語は?
- 「乱筆乱文」ってビジネスで使う?
- 「乱筆乱文」を使った手紙は?
- 「乱筆乱文」の例文ってあるの?
私が疑問に思ったことでもこんなにたくさんありました!上記の疑問をもっと詳しく調べてどんどん紹介していきますね!
もしかしたら「乱筆乱文」という言葉を知ることで、ビジネスシーンで何か得することもあるかもしれません!また、日本人ですから正しい意味、使い方を覚えておいて損はないです。
「乱筆乱文」とは?言葉の意味・読み方・類語・同義語
私も実際そうだったのですが、どう読むんだろう?って思いました。多分あなたも違う読み方をしてるかと思います。まずは、やっぱり「乱筆乱文」の意味、読み方、類語、同義語を知らないと始まりません。それでは、見ていきましょう!!
「乱筆乱文」の読み方
まずは読み方から見て行きましょう!文字で「乱筆乱文」と書いていましたが、あなたもなんて読むんだろうって方もいたかもしれませんので、最初に読み方をご紹介します。
- ×「乱筆乱文」=「ランヒツランブン」
- ○「乱筆乱文」=「ランピツランブン」
皆さんも「ランヒツランブン」と読んでいたのではないでしょうか?間違いではないようですが、正しくは「ランピツランブン」と読むのです。日本人なら正しく覚えておきましょう!
「乱筆乱文」の意味
さて、それでは、意味を見ていきましょう。「乱筆乱文」というのは、2つの語からなっており、「乱筆」という語自体は乱雑な筆跡、乱暴な書き方という意味になります。
「乱文」というのは、乱れて整わない文章のことを言います。こ2語を同時に使うことで、「乱筆乱文」で失礼致します。のような手紙の終わりに書くような謙称になります。
- 「乱筆」=乱雑な筆跡、乱暴な書き方
- 「乱文」=乱れて整わない文章
- 「乱筆乱文」=手紙など書面でまとまりのない文章と謙遜で使う言い方
「乱筆乱文」の由来
そもそもの由来は、上記で書いたように謙遜で使われていたようです。インターネットが発達する前は、当たり前ですが、手紙など、書面で近況報告などビジネスの状況などを伝えていたので、手紙、書面はキレイな字で書く必要があったのです。
(相手がちゃんと読めるように)ただ、人の字は個性がありますよね?そこで、例え文字がキレイな人でも謙遜として、「乱筆乱文でご容赦下さい」という言葉を添えていたということです。実際に達筆過ぎて本当に何を書いてるかわからない場合もありますよね?w
「乱筆乱文」の類語・同義語
「乱筆乱文」の類語・同義語はどのような言葉があるのか見ていきましょう。同じような意味のある言葉を知っておくことで、毎回同じ文章になりません。毎回、「乱筆乱文で失礼します」と書いていたら、手紙を受け取ってる側も丁寧だなとは思わなくなってしまいます。
「書きなぐりの」「なぐり書きの」「走り書きの」「崩し字による」「拙著」「よく読めない字」「へたな字」乱暴な字」「整ってない文」「乱れた字」「筆ベタ」
上記のような語が挙げられます。ほとんどが直訳の意の同義語ですが、唯一「拙著」は謙遜の意を汲んだ「乱筆乱文」の同義語となります。
「乱筆乱文」の言い換えの言葉
「乱筆乱文」の類語・同義語を見てきましたが、「乱筆乱文」と同じような意味で使う言葉は、「拙著」以外ほとんどみられなかったので、ここで、「乱筆乱文」の言い換えの語をご紹介します。
悪文の例文
- 書きなぐりの悪文ではございますが、お許し下さい。
- 書きなぐりの悪文は、どうかご容赦下さい。
- 取り急ぎ乱筆悪文のためお見苦しい点も多いかと存じますが、ご判読のほど宜しくお願い致します。
字の通り悪い(汚い)文章で申し訳ないという謙遜の文章になります。「乱筆乱文」と同じように使えますが、見た目の印象で「悪」という文字にインパクトがありすぎて「ん!?」と思ってしまいますね?w