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使える!「乱筆乱文」「らんぴつらんぶん」の使い方や意味・例文

拙文の例文

  • 拙文ではありますが、ご容赦下さい。
  • 拙文のほど、なにとぞお許しください。
  • 取り急ぎの拙文でありますが、ご判読お願い申し上げます。

拙は稚拙などつたないという意味があります。要はつたない文章ではありますが、ご容赦下さい。という謙遜の文章になります。「乱筆乱文」と同じような意味合いで使えます。一番近い言い換えの言葉なのではないでしょうか?

このように定型文のように日本語は同じような意味で使う言葉がたくさんあります。また、使う場面で全然違う意味になったりしますので、正しく覚えることは、大切なことだと思います。これで、手紙や書面の文末の結びの言葉に困らないようになりましたね。

「乱筆乱文」の例文・使い方

「乱筆乱文」の意味・読み方・類義語などがわかったところで、「乱筆乱文」の一般的な例文や使い方を見ていきましょう。「悪文」「拙文」と同じような使い方になりますが、文例とともに覚えることで、しっかりと学べます。

一般的な「乱筆乱文」を使った例文

  • 乱筆乱文のほど、何卒、ご容赦下さい。
  • 心のこもったお手紙ありがとうございます。乱筆乱文ではありますが、どうかご容赦下さい。
  • 心急くまま書きましたので、乱筆乱文につきましては、ご判読のほど宜しくお願い致します。
  • 急ぎの連絡ゆえ乱筆のほどお許し下さい。
  • 夢中で書きましたので、乱筆乱文の段、お詫び申し上げます。
  • 取り急ぎの要件にて、乱筆乱文につきましては、お許しください。
  • 乱筆乱文ながらまずはお礼申し上げます。

上記のように「乱筆乱文」を使った色々な言い回しがあります。絶妙な使い方は、本当に気持ちが先走り過ぎて手紙を書いた時などです。

気持ちが先走り過ぎて文章を書くと思いは伝わるけれど変な文章になってしまう場合があります。その時に「乱筆乱文で失礼致しました」などと一言あると逆に気持ちが入ってて良い文章に見えるというか相手に気持ちが伝わる場合があります。

乱筆乱文で失礼致しますの例文

よく使われるのが、「~で失礼致します」上記の例文のように「~のほどご容赦下さい」など、「~をお許し下さい」「~お詫び申し上げます」などのように謙遜の意味を込めて使います。

例文

  • 乱筆乱文で失礼致します。
  • せっかくのお返事に乱筆乱文で失礼致します。

「乱筆乱文」のビジネスシーンにおける例文・使い方

冒頭の方でも言ったように「乱筆乱文」は手紙、書面に使うのが主な言い回しです。ビジネスシーンでも使う場面はあるのか見ていきましょう。時候の挨拶などの手紙など場合は文末の結びの言葉として使う場面があるかと思います。

「乱筆乱文」のビジネスシーン:例文

  • 九月になってもまだ残暑が続いておりますが、いかがおすごしでしょうか?
  • 先日の共同で推進していったプロジェクトではお世話になりました。
  • 貴社のご尽力、本当に痛み入ります。
  • 感謝してもしきれません。
  • 感情のままに書きましたので、乱筆乱文ではございますが、どうかご容赦下さい。

上記のように私が使うとかなりの悪文になりますwがしかし、なんとなく感情が先走って、本当に感謝してるんだろうなって伝わる場合もあるのです。

しかも普段このような言葉を使わない人であれば余計、伝わるかもしれません。このように手紙、書面であればビジネスシーンでも使う場面はあります。

「乱筆乱文」のパソコン(メール)での使い方

「乱筆乱文」は厳密にいうと、パソコンで使うのは間違っています。なぜなら直筆で書く手紙だからこそ、謙遜の意を込めて使うからです。

パソコン(メール)はお分かりの通り、文字を読めないということはないですよね?ですから本来は、パソコン(メール)で「乱筆乱文」を使うのは、おかしいのです。

ただ、近頃では、メールでも使う場面はちらほらみられるようです。これは拡大解釈で、文章が整ってなく申し訳ないというような形で使われます。

例文

  • お世話になります。
  • ~ではご尽力頂きまして、誠にありがとうございます。
  • 今後とも努力してまいりますので、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
  • 急いで気持ちを伝えたくて、乱筆乱文になってしまいましたが、お許し下さい。

内容はあまりないのだが、挨拶程度の文章だったり、感謝の気持ちなどを伝える際に乱雑ではございますが的な形で使う場合があります。とにかく頑張ります的なぶっきらぼうな文面に使われます。

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