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使える!「乱筆乱文」「らんぴつらんぶん」の使い方や意味・例文

「乱筆乱文」手紙での使い方

今までの流れで「乱筆乱文」の使い方は大分お分かりかと思います。そこで一番ポピュラーな手紙での使い方で手紙の中でどの部分に使うかなど文例を紹介しつつ「乱筆乱文」の使い方を紹介していきます。

「乱筆乱文」は手紙のどこに書く?

今までの流れで勘の良い方はお分かりの通り、「乱筆乱文」は通常手紙、書面の最後に書きます。

なぜなら何回もご紹介している通り、「乱筆乱文」はどのような内容を文面に書き記したとしても最後にこの言い回しを使うことによってマイルドにする効果と謙遜の意を込めた言い回しであるからです。

手紙を書く場合の「乱筆乱文」の文例

それでは、手紙を書く場合に「乱筆乱文」をどこに書くか簡単ではありますが、文例を見て行きましょう。

文例

    ○○様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたします。
    先日は格別のお引き立てを賜り心より御礼申し上げます。
    今後ともお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
    乱筆乱文お許しください。

このように手紙には定型文のように色々な言い回しがあり、前文から始まって結びの言葉で締めます。「乱筆乱文」は結びの言葉で、使われます。

前文とは「~はご健勝のことと拝察いたします」という部分になります。この部分も様々な言い回しだったり、時候の挨拶などがあります。

「乱筆乱文」の部分は結びの言い回しになりまして、結びの言い回しもたくさんありますので、調べてみるのも良いかと思います。

「乱筆乱文」の使い方・注意点

今まで「乱筆乱文」の使い方を見てきて使い方はほぼお分かり頂けたかと思います。日本語は時代背景を元にどんどん進化(言葉の意味が変わってくる)していきます。これは、多数決のようなもので、定着してしまえば、昔は違う意味で使っていたのにということは多々あります。

「乱筆乱文」においても手書きの手紙や文書だからこそ使う言い回しなのに、時代背景(パソコン、メール、ワープロ)でも「乱筆乱文」を使う場面がちらほらみえますから定着してしまえば間違った使い方とは言えなくなってくるかと思います。

「乱筆乱文多謝」とは

「乱筆乱文多謝」という言葉もひと昔前に「多謝」は、おおいに感謝するという意味なので、意味が変わってしまいます。よくよく調べてみると、誤変換で一時期定着していた時があったようです。

国語辞典にも、「多罪」の誤用で、「多謝」を「謝る」ととらえる場合もあると出ていた時もあるようです。このように言い回しに古い新しいはありますが、時代背景によって変わってくるので、そもそもの意味をしっかり理解しておきましょう。

「乱筆乱文」の英語表現など英訳などは?

「乱筆乱文」をGoogle翻訳で打って調べてみると「Scribble Ranbun」と出てきました。「Scribble」は落書きという意味です。「Ranbun」は乱文でをローマ字で表してますね。

Google翻訳で打つと直訳で出てきてしまいます。「乱筆乱文」の意味を考えて英訳すると、謙遜の意を込めている言い回しですので、「拙文」という言葉で調べてみますと、「Poor writing」と出てきます。これはかなり「乱筆乱文」に近い意味合いになるのではないでしょうか?

例文

    乱筆乱文お許しください
    Please excuse my poor English
    乱筆乱文をわびる
    apologize for one’s poor handwriting and bad grammar
    乱筆乱文をお許しください。
    Excuse me for my poor English and handwriting

「乱筆乱文」の手紙での使い方など例文のまとめ

「乱筆乱文」はそもそもは直筆の手紙、書面で使われる文章の締めの言葉というのがわかったかと思います。また、ビジネスでの使われる場合などもご理解頂けたかと思います。

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