意味・文例

「相成る」「相成りました」の使い方や意味とは

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「相成る」「相成りました」という言葉をご存知でしょうか。「10万円に相成ります」「いかが相成りましょうか」などと聞き覚えがあると思います。

この「相成る」「相成りました」はどのような意味を表すのでしょうか。普段使わない言葉だから正しく理解してない方が多いです。

「相成る」「相成りました」は丁寧な言い回しなので、ビジネスメールでも使う場合があります。一体どうのように使うのでしょうか。しっかりと正しく使えるように意味を確認しておきましょう。そこで今回は「相成る」「相成りました」の意味と使い方、類語、言い換え表現について解説していきます。

「相成る」「相成りました」の意味

まずは、「相成る」「相成りました」の意味をみていきましょう。

「相成る」

「なる」 の改まった言い方。「なる」は動詞です。

「あい」 は改まったニュアンスを伝える接頭語です。

「あい」 は漢字で書くと「相」。「対面」「相対」「向かい合う関係にある意を表す。いっしょに。互いに。」という意味を表します。

このように「お互いに」「一緒に」という意味合いから動詞にくっつくことで、「しっかりと」「確かに」という意味に変化していきました。

例文

  • 1.10万円に相成ります
  • 2.いかが相成りましたでしょうか?
  • 3.相わかった

「お互いに」という感覚から「お互いにしっかりと確認しあった」という意味で使われます。このように「しっかりと」「確かに」という意味を添えることで、重々しい雰囲気、安易ではない雰囲気が加えられることになます。

「相成る」「相成りました」の使い方

普段の日常生活の中で使用することはほとんどなく、ビジネスシーンにおける会社の報告や、結婚の報告といったかしこまったときに使用することが多いです。

「相成る」「相成りました」だけで使われることもありますが、「相成る」「相成りました」の前に「運びに」や「運びと」という言葉を付けて使う言い回しもよく使います。



「運び」を使った例文

  • 来年、当店は閉店する運びと相成りました。
  • この度、代表取締役に就任する運びと相成りました。
  • この度、○○に新店舗をオープンする運びと相成りました。

このように事業であったり、物事の進捗を報告するような文章、挨拶で使われる言葉です。

「相成る」「相成りました」の例文

「相成る」「相成りました」の意味などが理解できたので、今度は例文をご紹介します。

「運び」を使った例文

  • これより他に方法はないと相成りました。
  • この件は、日本では違法と相成りました。
  • この度、店名を変更する運びと相成りました。
  • 今年から、新規事業を開始することに相成りました。
  • 本校は、今年で創立50周年を迎えることと、相成りました。
  • 今年の春に婚約が成立し、挙式を行う運びと相成りました。
  • 弊社は、来月の10月より、下記の住所に移転することに相成りました。

このように、報告する文章、挨拶に使われることが多いです。1つ気を付けたいのが、文中に「相成る」「相成りました」は1回しか使わないということです。ですので、文末、結果、重要な報告の後に使われることが多いです。

文中に何回も使うと恥をかいてしまうので、気を付けましょう。

「相成る」「相成りました」の類語・同義語・言い換え

「相成る」「相成りました」の類語は下記になります。「相成る」「相成りました」という言葉は「確実に物事がそうなる」という意味を持っています。

「決定する」「決まる」「なる」「なりました」「相違ない」

「相成る」「相成りました」の英語表現

「相成る」「相成りました」という言葉を英語で表すと下記のようになります。

「相成る」「相成りました」の英語表現

  • 挙式を行う運びと相成りました
  • I came up with carrying a wedding ceremony.
  • 下記の住所に移転することに相成りました
  • I am relocated to move to the following address.

「相成る」「相成りました」のまとめ

「相成る」は「なる」「相成りました」は「なりました」という言葉をかしこまった言い方にするときに使用します。「相」は動詞につくことで、「確かに」という意味合いを持ちますので、「確実に物事がそうなります」とかしこまった、重みのある文章を作成することができます。

これは、ビジネスで何かの発表や挨拶をする際に使える言い回しですので、是非、覚えておきましょう。

また、物事の進捗や段階を表すときに使用する場合が多いです。会社の事業報告を対外的にする時に使われます。社内では使いませんので、気を付けましょう。

ビジネス以外ですと、結婚の報告などで使われることが多いです。「結婚することと相成りました」というのは報告する相手にもしっかりと認めて欲しいという意味合いも含まれております。ただの「結婚の報告」ではないので、「相成りました」をうまく使いましょう。

重要な内容の文章の文末で使用することが多く、文中に何回も連続して使うことはありません。また、「~の運び」という言葉を一緒に使うことが多いです。「~の運びと相成りました。」これもよく使うので、覚えておきましょう。