この時の「大過なく」という言葉の意味は「何事もなく」「無事に乗り切る」というニュアンスを含んでいます。
「大過なく」という言葉は過去のことを振り返って「大きな過ちや失敗も無かった」というように使うことがほとんどです。この場合は、過去形になりますので、注意して使いましょう。
「大過なく」の例文
「大過なく」という言葉を使った例文を見てみましょう。例文を見るとどういう使い方をされちるのかが良く理解できます。
「大過なく」の例文
- 皆様のおかげで、大過なく定年まで勤めることができました
- みなさまのご支援を得て大過なく過ごさせていただき、感謝の念に堪えません
- かれは大過なくスポーツ記者としての職務を果しているようだった
- 勤続○○年の長きにわたり大過なく勤めさせていただくことができましたのも、ひとえに皆様方のご厚情とご指導のたまものと感謝の気持ちで一杯です
- ○○年間に及びました仕事を大過なく終えさせて頂きましたこと、安堵の気持ちでいっぱいです
- 今年も大過なく一年を終えることができました
- お陰様で大過なく役目を終えることできました
- 大過なく過ごさせて頂きましたことを深く感謝申し上げます
- 大過なく勤めさせていただくことができましたのも、ひとえに皆様方のご支援のたまものと感謝の念に堪えません。末筆ではございますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
- お陰で大過なく退任を迎えて、健康を喜び、毎日を過ごしております
- 台風は大過なく過ぎてくれました
- 人生を大過なく生きるために努力する
「大過なく」の類語
「大過なく」の類語はどのような言葉があるのか見てみましょう。
「つつがなく」
「つつがなく」の意味
- 1.病気・災難などがなく日を送る。平穏無事である。
「差し障りない」
「差し障りない」の意味
- 1.物事になんら支障がないさま、人に迷惑がかからないさまなどを意味する。
「大事ない」
「大事ない」の意味
- 1.あまり心配することはない。さしつかえない。たいしたことはない。