男性の心理

男性から「好きだけど諦める」と言われた場合、言葉の裏にある心理

男性から「好きだけど諦める」と言われた場合、なぜわざわざ宣言したのかその言葉の裏に隠されている心理や意味を考える必要があります。また男性と女性の関係性によっても意味が変わってきます。友達関係で男性の方があなた(女性)に片思いしている場合もあれば、恋人同士の関係で「好きだけど別れる」や「好きだけど別れたい」といったパターンもあります。こちらでは、身を引く事をわざわざ伝える男性心理や「好きだけど諦める」と言うことの特徴や意味について解説していきます。

好きな人(片思い)を振り向かせたいという心理

好きだけど諦めると言われた女性に彼氏や好きな人がいる場合、男性は心変わりするのを期待して言うことがあります。女性側に彼氏がいたり、片思いしている男性がいる事を知っている場合によく見られる心理行動です。人間誰でも異性から好意を伝えられたら嬉しいものです。しかし気持ちが自分にない事を知っているので、いったん身を引くといったパターンです。

離れると伝える事で自分の価値を再認識して、やっぱり付き合うと言ってくれるんじゃないかとか、もっと深い関係になりたいと言うんじゃないかなどと期待するわけですね。仮に恋人になれなくても、限りなく恋人に近い関係になれることを望んで言う場合もあります。いずれにしても、女性が追ってくれるのを期待しているわけです。簡単に言ってしまえば「押してもダメなら引いてみろ」という心理からでた言葉です。

別れたくない、離れたくないと言われたい

好きだけど諦めると言われた女性が、別れたくない、もしくは離れたくないと言ってくれるのを期待している男性心理です。このパターンの場合は、女性との関係がどうなるかということがポイントではなく、離れたくないと言われることそのものがポイントです。女性に離れたくないと言われることで、自分は価値ある存在なんだと認識したいわけですね。やっぱりこの子には自分が必要なんだなと思いたいんです。

また付き合っている場合は、彼女(あなた)が自分(彼氏)に対して「気持ちがあるのか?」という問いに対し「離れたくない」や「別れたくない」といった答えを期待して言ってしまう言葉でもあります。この場合は「好きだけど別れる」なので危険な駆け引きになります。なので女性の方があっさり引くと、ものすごく動揺し、落ち込みます。時には本当に別れてしまう場合があるので、男性から「諦める」や「好きだけど別れる」と言われた場合、あなた(女性)に別れる気がないなら、冷静にその言葉の意味や男性心理を感じ取る必要があります。

好きだけど諦めると言うことの意味

好きだけど諦めると言われた女性が、男性のことを軽視しているのではないかと疑っているパターンですね。自分はこれだけ女性のことが好きで毎日悩んでいるのに、なんであの子は何も気にせず普通に生活しているんだろうと思っているわけです。女性に対してあえて言う意味や男性心理は、自分はこれだけ悩んで苦しんでいる、そのことをわかって欲しいという男性心理から、言ってしまう場合があります。こっちの気持ちをわかれ!という男性の叫びが、言葉に表れているわけですね。

逆に本当に諦めるつもりなら、あえて身を引く事を伝える必要もないので、わざわざ言うことの意味としては、「自分はこんなに好きなのに」や「なぜ理解してもらえないんだ」など苛立ちから出てしまう場合もあります。どちらにしても恋人同士の関係でもないのに、わざわざ言葉に出して伝えているので、何かを訴えかけたくて自分の気持ちをわかって欲しいといった心理から言った言葉と捉える事ができます。男女どちらにもいえる事ですが、思ってもいない事をこのような表現で伝えてしまうのは、人間の特徴といえるでしょう。

自分のことを考えて欲しいという心理

もしもあなたが、仲良くしている男性に好きだけど諦めると言われたら、ものすごく動揺しますよね。どうしてそんなことを言うんだろうと思いますし、それだけ苦しませていたのか申し訳ないといったことも考えるでしょう。自分に注目して欲しい、自分をわかって欲しい、などわがままで子供っぽいと思ってしまいますが、自分の気持ちも理解してといった男性の心理からの行動と見る事ができます。

そしてまさにそれが男性の狙いで、自分のことを女性に考えて欲しい、構って欲しいと思って言ったんです。女性の良心を利用した、ちょっとずるい言い方ですね。あの子なら自分のことを考えて悩んでくれると読んだうえでの発言です。またこのような事から、男らしい性格ではなく、少し女々しい性格の男性と捉える事もできます。

好きだけど「諦める」と伝える事で、女性の心理を知りたい

女性が何を考えているのか知りたくて好きだけど諦めると言ったパターンです。言われた女性は動揺して真剣に相手してくれるだろうともくろんでいます。真剣に話し合うことになれば、女性の方も自分の気持ちを言わざるを得ないですよね。女性が何を考えていて、男性のことをどう思っているのか知りたいと思って、あえて刺激的なことを言ったというわけです。

言われた女性がどんな反応をして、どんな対応をするかによって、女性の心理や自分に対する気持ちを確認しようという意図がみられます。片思いの女性に「諦める」と宣言する訳ですから、何かを探ろうとしています。男性が今のままだと関係が進展しないと思っていて、不安や焦りが出ていることがわかります。

男性が身を引く時は、女性を苦しませたくない

自分が中途半端なポジションでいることが女性の負担になっているのではないかと思っているパターン。例えば女性が他にも好きな男性がいて、二人の男性の間で揺れて苦しんでいるというケースのときに、女性の幸せのために自分が身を引くといった決断をしたわけです。この場合は自分(男性側)よりあなた(女性側)の気持ちや考えを優先したと考えていいです。自分が(男性側)負担になっている事に気づき、自分の幸せより相手(女性側)の幸せを優先できる男性です。

もちろん好きだけど諦めると言われた女性は苦しみますが、それはあくまで一時的なもの。女性の事を思い、自分が身を引く事により別の男性と幸せになれば、女性は苦しみを忘れて長い幸せを得ることができます。自分は女性を嫌って離れたわけではないと伝えつつ、女性から去ろうとしているんです。あなたの幸せを思っての行動と理解してあげて下さい。

「次の恋を探す」という宣言かも

好きだけど諦めると言われた女性のことは好き、でもこのままだと付き合うことは絶望的だし、何も変わらないと思って言ったパターン。今の関係を清算して前に進もうとしています。女性に構われたいなど駆け引きのために言ったのではなく、純粋に女性との関係を切りたくて言ったわけですね。

色々と頑張ってきたけど、全く進展もないので本気で諦めた場合に宣言します。いきなり縁を切るのは後味が悪いので、最後にけじめとして言ったんです。女性が了承すれば、男性は本当に諦めて新しい恋を探します。また相手の女性に対して、「傷付けないように」や「嫌いになった訳じゃないよ」という優しさからの言葉として使われる事があります。他にも男性心理としては、宣言する事で新たな一歩を踏み出す為の覚悟のようなものと捉える事もできます。

片思いが辛い、悩むのが苦しい

毎日女性のことを考えてしまい、好きという気持ちにおぼれて苦しくなっている男性心理です。一方通行の片思いの期間が長くて、とにかく今悩み続けることがつらくて、一日でも早く楽になりたいと思っています。もう辛いし悩むのは無理!という気持ちです。言われた女性も辛い気持ちになってしまいますが、男性側もこのまま片思いを続けてたら身が持たないという気持ちから出た言葉ですね。

女性のことを好きという状態が続くから悩んで苦しいとわかっているので、関係を断って楽になろうとしています。女性に諦めると言えば後戻りできませんから、心理的に区切りを付けるために好きだけど諦めるという刺激的なことを言ったわけです。好きな気持ちはかわらないのですが「諦める」と言わないと精神が持たないと判断したと言えます。言ってしまえば、もう後戻りはできないという考えから、覚悟を決めて言った言葉でしょう。

好きだけど諦める時ってどんな時?「好きだけど別れたい」

恋人関係で「好きだけど別れたい」と言われた場合。仕事で今大事なプロジェクトを抱えているとか、受験前であるなどの理由で、好きだけど諦めると言ったパターン。恋愛で悩むと仕事や勉強どころじゃないですからね、仕事や勉強に集中するために「好きだけど別れる」と伝え恋愛を捨てたというわけです。男性はできるだけ一つのことに集中したいと思うことが多いです。仕事が忙しいなら仕事に、勉強が大変なら勉強のことばかり考えていたいと思います。恋愛で悩むことがあると、逆に恋愛に集中して頭がいっぱいになり、他のことが手につかなくなるんです。

それではいけないと思って、諦めると言って区切りをつけようとしています。恋人関係ではないけど気持ちを伝えていて恋人同士なのか微妙な時でも同じです。好きだけど仕事や勉強に集中したいから諦めると言われた場合も本気で何か取り組みたい事があり、恋愛より優先する事がある時に言います。どちらにしてもこの場合は、駆け引きや裏に隠されている言葉の意味もなく、「あなたより優先するものが出来ました」や「興味がなくなった」などの意味が込められているので、男性心理など深く考えず、純粋に受け止めていいでしょう。また仕事や勉強を理由にした場合は、体のいい断り文句として使う事があります。今後二人の関係を持続していく為の提案などがなかったら、本気である可能性が高いでしょう。

自分に酔っている

好きだけど諦めると言うことで自分に酔っている男性心理です。まるでドラマのようなセリフですからね。本当は好きという気持ちがあるのに諦めるというシチュエーションも悲劇的で、周りからかわいそうとか、偉いねなどと言われる、ある意味おいしいポジションです。

言える自分はカッコいいと思っており、そんな自分に惚れて欲しいとか、いい男だったと思って欲しいという気持ちもあります。深い考えはそこにはなく、ただカッコつけているだけです。ナルシストタイプか自分に自信があるタイプなので、こういうタイプの男性に好きだけど諦めると言われた場合は、深く考えなくてもいいかもしれません。心理や伝えた意味などを深く考えようとすると、こちらが振り回されて疲れてしまう可能性が高いです。

男性から好きだけど諦めると言われた場合についてのまとめ

本気で「諦める」や「別れる」事を考えている場合は、仕事や勉強といった理由を付け加える事が多いと判断できますね。関係を続ける為の意見などがなかったらなおさら本気なのかもしれません。また友人関係や片思いの時に言われた場合は、男性側が辛いという気持ちから発する場合もあれば、進展の可能性をみて発言するといったパターンがあるようです。

どちらにしてもなぜ私にわざわざ伝えたのか?を考える必要がありそうです。好きだけど諦めると言うことの意味、身を引くと伝える男性心理、諦める気もないのにわざわざ言ってしまうのは、あなた(女性)に何かを訴えたい、何かを察して欲しい、自分への気持ちの確認、不安でしょうがない、といった気持ちの表れなのかもしれません。もしこの言葉を言われたら、言葉の意味をそのまま受け取るのではなく、その言葉の裏にある意図を考えると、男性があなたに何を求めているのかが見えてきます。